北海道の秘境スポットでイチオシなのは礼文島・澄海岬だ

知床、釧路湿原トマムなど、北海道には大自然を満喫できる秘境スポットが数多くある。

そんな中、最北端の離島 礼文島にある澄海岬は、特別な準備をせずとも訪問できる一方、知名度やそのユニークな景色を踏まえて、僕の中でベストな秘境スポットとなっている。

訪れたのは10年近く前で、しかもその頃はガラケーのカメラでしか写真を撮っていなかった。

なので写真の画質はあまり良くないのだが、辿り着くまでの道のりやその魅力をお伝えしたい。

 

宗谷本線で稚内まで行き、さらにフェリーで礼文島

礼文島には礼文空港があるものの、長い間定期便は運行されていない。

北海道最北端の地 稚内からフェリーに乗る必要がある。ちなみに、運行しているハートランドフェリーは隣の利尻島にも行っているので、礼文島利尻島はセットで観光すると良いと思う。

 

稚内へは、羽田空港新千歳空港稚内空港を結ぶ直行便があり、主要都市からも比較的行きやすい。

陸路の公共交通機関の場合、高速バスや特急列車「宗谷」を使うと札幌から5-6時間で行ける。北海道の大きさを実感できるので、時間に余裕があれば陸路をおすすめしたい。

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僕が訪問した当時は「周遊きっぷ」があったので、それを利用して特急を利用した。豊富を越えたあたりから明らかに植生が変化していくのがわかり、車窓の変化が楽しかった。

 

稚内港からハートアイランドフェリーを使う。カーフェリーなのでクルマなどと一緒に乗ることもできる。

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稚内フェリーターミナルから1時間40分(利尻島に経由すると+1時間)で礼文島香深港に到着する。

 

香深港から澄海岬までは23km。路線バスは澄海岬から約3km離れた浜中というバス停にしか停まらない。

澄海岬までは道路が整備されているし、サイクリングを楽しみたかったので、僕は香深港で自転車をレンタルした。

 

なだらかな礼文島を楽しむ

火山島の利尻島とは異なり、礼文島は海底が隆起して生まれた島だそうだ。

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そのため、地形はなだらかで、丘を越えるための緩やかで長い坂はいくつかあるものの、急坂はほとんどなくて走りやすかった。

北の土地特有の、大きな樹木がない風景がどこまでも続く。

 

丘の上には、高山植物園(高山植物培養センター)があった。

訪問したのは9月で、シーズンには少し遅かったが、一息つくにはよい施設だった。

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変わった柱が並ぶ広場があった。なんだろう...?

 

丘を下ると、船泊という北部の港町に着く。ここを通り過ぎ、浜中で南西に方向転換してさらに丘を越えると、澄海岬のある西上泊地区に到着する。

 

これが澄海岬の絶景だ

澄海岬には駐車場、売店、展望台があった。

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展望台から北側を眺める。赤い「立入禁止」の先にあるのが澄海岬。

海の向こうにあるのは稲穂ノ崎で、その奥にはゴロタ岬が見えている。島の最北端のスコトン岬は、さらにその向こうに隠れている。

 

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立入禁止だが、澄海岬の先端への細い道がかすかに残っている。

後述する「うすゆきの湯」にあった資料によると、昔は村の男達が漁に出ている間、女性はこの岬の先端に立って、漁の無事を祈っていたそうだ。

 

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岬の付け根にある入り江。ガラケーのカメラでも海の透明度は十分に伝わってるはず...!

「澄海」という名の通り、とても綺麗な海だ。

ちなみにここは中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」のPVに使われた。PVを見てみるとすぐに分かるはずだ。

帰路につく前に、近くの観光売店で上げたじゃがいもを買ってみた。これがとても美味しかったのを今でも覚えている。

 

礼文島温泉で汗を流す

澄海岬以外にも、最北端のスコトン岬も観光スポットとなっている。しかし僕は時間と体力が尽きそうだったので、泣く泣く断念した。

また、香深港には「礼文島温泉 うすゆきの湯」という温泉施設があり、サイクリング後の汗を流すのに最高のスポットだった。

この温泉施設には礼文島の歴史資料などの資料コーナーがあり、資料好きの自分としてはたまらなかった。

 

礼文島は厳しい自然のイメージが強かったが、実際に訪れてみるととても穏やかな所で、素敵な体験をさせてくれた。

今回訪れたのは9月だったが、初夏の頃にはさらに高山植物の花々も楽しめると思う。

道北を旅行するならば是非おすすめしたい。

(以上)